災害医療のイメージの強い赤十字

赤十字は日本赤十字社とは、つまり日赤の事です。日赤の理念は人道であり、その使命に基づいて様々な活動をしています。日本各地に病院もあるので、目にしたことのある人は少なくないでしょう。この日赤は、何か国内でも海外でも大きな災害が発生すると、その国に対して物資を贈ったり、または医療チームを派遣したりして、ニュースでもよく取り上げられるので知っている人も多いと思います。
また、各県に日赤の支部というのがあります。ここではいざという時のためにテントや備蓄の薬品、食料など、保管されており、いつもチェックして何かあればすぐに出動要請にこたえることができるように準備がされている場所があるのです。そしてこの支部では、日赤関係のイベントがある時の運営など大きな役割を持っています。しかし、病院と医療派遣だけではないのが日赤です。有名なところでは各県に血液センターを持っていて、献血をして備蓄したり、県内の血液を統括していたりする場所があるのです。また会社やイベントに献血のバスを設置して献血活動も積極的に行っているので、知っている人は多いでしょう。それ以外には、日本赤十字社の救急法というものがあり、病気や怪我、そして災害などからも自分を守ることができるように、救命救急法を学ぶ講習が各地で行われており、実際にその講習を受ける人も非常に多いのです。その講習では、日赤の救急法指導員が指導者として活躍しているのです。